雇われない生き方を目指す人の必修科目! クリエイターのための自営学
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2. ビジネス・ルールの基礎知識
2-1 値決め、支払条件は受注時に確認 フリーランスのクリエイターには、どうしても“お金に弱い”というイメージがつきまとう。これは、業界の慣習で、発注側が値決めもしないまま口頭で依頼し、仕事が完了してから(その評価を加味して)請求金額を決めることが多いからだ。すべてが、口約束で進んでしまう。 例えば、納品後、クライアントが気に入らないからとボツになったり、担当者の上司が急に変わって方針が転換、作業中の仕事はペンディングとか。こんなケースの場合、よほど強い立場に居ないと、経費の請求がしずらい。 そこで、受注する際には、次のポイントを確認しておこう。
ビジネスライクに、サラリと、にこやかに、お金の交渉ができるようになるともう一人前。“いい仕事をやってくれる、そして、なかなかしっかり者だね。”という評価あたりがいいのではないだろうか。それは、発注する側からも、信頼のおける存在となるのだ。 2-2 納品書、請求書の発行 数量のある製品を納めるわけではないので、ソフトの業種では、通常「納品書」を付けるケースは少ないのだが、トラブルを防ぐ意味から「納品書」を発行するとよい。 最近はオンラインでデータ納品ということもあるので、Eメールで「納品書」を作成し、プリントアウトしてファイリングしておくのも方法だ。(取引に関する書類は、一定の期間保存しておく義務がある。) 次に、納品した仕事に対して「請求書」を発行する。取引先企業により各々、請求書の締め日が決められているので注意しよう。締め日を過ぎたものは、翌月回しとなるため、入金がさらに1ヵ月遅れてしまう。請求書を郵送する場合には、一般の通信文書と分けるために、封筒の表に「請求書在中」と記載しておく。(ゴム印が売っている) 2-3 仕事用の印鑑 日本はハンコ社会。会社で仕事している時は、シャチハタ一本(認印)あれば、用が足りた。独立して決済者となると、それなりの印鑑が必要になる。 仕事に必要な印鑑
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