雇われない生き方を目指す人の必修科目! クリエイターのための自営学
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第2章 自営管理の基礎知識 |
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1. お金の動きをしっかり管理する 売上と支払いのお金の流れをしっかり管理しなければならないのは、仕事を納品したからといって、現金がすぐ入金される訳ではないからだ。企業によって各々、請求書の締め日があり、締め日から何日後に支払うという支払条件(支払サイト)がある。また、支払いは現金ではなく、手形という場合だってある。そうすると、現金化できるのは、納品後、半年先なんてこともあり得るのだ。 このように売上が現金化されるまでにタイムラグがあるため、生活費や支払いの資金がショートしないように、現金の動きをしっかり掴んでおかなければならない。
1-1 「資金繰り表」を作ろう! 感覚というものはアバウトだが、数字はほんとに正確なものだ。お金の管理は数字でつかむ、これ大原則。しかもリアルタイムに。 そこで、これを実行するために「資金繰り表」を作ろう。「資金繰り表」とは、収入と支出を予測して、その収支の過不足を明確にするものだ。作成は、次のような手順で行う。 まず、フォーマットは以下の通り。表計算ソフトで作表し、計算式を入れておけば、あとは数値を入力していくだけでOK。支出経費の数字は、準備編の第2章 <3-4 利益計画を立てる>で見積った数字を基に、経費予算として1年分を記入する。独立初年度の月初めは、勿論売上がないので、手持ちの資金から元入金(ここでは仮に100万円)を記入する。売上が上がったら、入金予定月のところへ、金額を記入する。各月末を迎えたら、実際の経費を記入して修正していく。 結果、各月末の現金の過不足が、一目瞭然となる。現金出納帳ではないので、数字を1円単位で正確なものにする必要はないが、経費予算の組み立てが甘いと思わぬ不足を招くので、モレなくキチンと算出しておこう。 作業的に難点なのは、毎月帳簿の締めをしないと実数値は出てこないため、これが結構大変だ。そこで、毎月の経費予算を26万円とするなら、その現金から全てを出納し、月末に過不足で調整するという方法もある。 資金繰り表(2月末現在) 単位:円
※スペースの関係で、4〜12月は合算した数値となっている。 「資金繰り表」を眺めて、楽しくなるか、寒くなるかは売上次第だが、目標年収まであといくらで達成するかすぐ分かるから、やる気が出るというもの。
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