Let's intoroduce!

自営学のサイトを通して出合った
クリエイターの方々をご紹介するページです。

     


“貴方に是非お願いしたい!”そう言われることを目指して─

梅田 ゆみ(34才/福岡県在住)
Webデザイナー/コモモファクトリー代表
★梅田さんが運営する“コモモファクトリー”のサイトです!
http://www.komomo.com/

●Webデザイナーになられるまでの経緯や独立のきっかけをお聞かせ下さい。
趣味でサイトを持っていたら、前にいた会社から作ってくれないかと持ちかけられ、製作したのが仕事としては最初です。ただ、そのとき仕事としてWEBデザイナーになろうとか全く考えてませんでした。(気持ち的にはボランティアに近いというか・・お金はしっかり頂いているのですけど)
その後、妊娠して派遣に出るのをやめていたとき、友達が勤める会社からWEB製作のお話を紹介され、(結果として直前につくったサイトが「仕事の実績」となって)あっというまに発注まできてしまったのです。正直、自分が仕事のレベルにあるとは思っていなかったので、あわてて足りない機材を買い、使い方を覚え、アイコンなども今のレベルではいかん!とあれこれ作ってみたりして焦りながら仕事を終えました。私の気持ちの中では、これが本当の1件目の仕事、と思っています。(仕事だ、という引き締まった気持ちで受注したので)
●お仕事内容は? 企画から制作までお一人で?
基本的に一人で出来る場合は一人で作業をしています。それが難しい場合は、ユニット(独立クリエーターズユニットMiSCHiO)のほうでやったり、もしくは同じようにフリーで仕事をしている友達にヘルプを頼んだりします。
●お仕事における難しさはどの辺にありますか?
まず自分のことでいうと、クオリティの保持。仕事に追われて新しい技術や勉強をする時間をとるのが大変です。
仕事そのものでいうと、“顧客の教育”。教育なんていうとすごく偉そうですけど、意味なくサイトを開いてもお金の無駄使いになってしまう、今は小さな規模でも後々どういかしていけるかを一緒に考えていただけるように説得していくのは非常に大変です。
●制作でこだわっている事はどんなことですか?
カラーリング。
配色辞典などはめったに使わなくて、直感が多いのですけど。細部に入る前、ぱっとみた全体的なイメージの部分で拒否されたくないなぁ、と思って作っています。
●これからチャレンジしたい事や、夢に描いているビジョンなどは?
やりたいことが沢山あって、どこに向かうのが一番いいのか選びそこねている部分がありますが・・・
動くもの(ムービー)関係をやりたいな、と思っている私とエクステリアデザインをやりたいな、と思っている私がいるので、その両方が融合できた仕事を将来やれたら、と夢は大きくもってます。
●Webデザイナーを目指している方へアドバイスをいただけますか?
自分の中にいろんなひきだしをたくさん作ってください。身のまわりにWEBデザインのヒントになりそうなものは一杯あります。私も増やしている最中です!
●自己PRを一言お願いします!
人生楽しくなきゃ!をモットーにお仕事しています。「梅田に是非お願いしたい!」と言われるよう、日々努力しています。

 

粘土だけじゃない、手に入るモノ全てが造形素材だ。

牧野伸康(4?才、アトリエ:東京都府中市)
イラストモデラー(立体イラストレーター)
★“マキノ・ワールド”を体験しよう!
http://www.makinonaruto.com/

●独立してお仕事をするまでの経緯や独立のきっかけをお聞かせください。
幼いころから美術方面の仕事に就きたいと考え、高校から専門的な学校を選びました。この時点での私の目標は、まんが家・キャラクターデザイナー・グラフィックデザイナー・イラストレ−タ−・アニメーターといった漠然と混然したものでした。立体の仕事をしたいと思ったのは、大学卒業後に就いた「装飾菓子デザイナー」がきっかけでした。ナイフで石膏を削り出して原型を造り、組み合わせて、生産ラインにのせることがメインの仕事です。
X'masケーキに砂糖菓子のサンタとか乗っているでしょう。大手菓子屋等にアレを送りだしているメーカーのデザイナーだったのです。やがて、ケーキの上だけでは飽き足らず、もっといろんなものを造るためにいろんな素材や加工術を学ぼうと思い、退職しました。このころの立体作業は粘土素材の乾燥時間に左右されていましたので、実際の仕事のペースに合わせるのは問題が多いと感じていました。二、三週間かけて人形一体造っていたのでは、とても商売にはならないからです。
ある日、友人から「ある出版社が新たな雑誌を作るため、イラストレ−タ−を募集しているので、いっしょに仕事してみないか」と相談され、カットや漫画の仕事が始まりました。このときのギャラの大半は素材や資料となる本に注ぎ込み、いつかは立体の仕事ができるように準備していたのです。やがて、立体作業する仲間ができ、満足いく素材が生まれ、徐々に仕事できる環境が整っていきました。それでも、立体作業は時間との戦いになります。
●“イラストモデラー”という職種は、牧野さんオリジナルの呼び名ですか?
イエス。かつて自分の仕事のあり方を考えたときにつくった造語です。ただ、その時点では「イラストもモデリングもやりますよ」という考え方だったのが、現在の意味合いと異なる点です。くわしくは当サイトのプロフィールをお読みください。
●現在のお仕事の内容は?
主に児童学習誌、パソコン誌のための立体造形製作をしております。企画段階から入る場合もあれば、決まっているキャラクターを立体化することもあります。いずれの場合でも、ラフ図面を描き、撮影のこと、レイアウトのこと、などを検討して作業をします。具体的な仕事量がはっきりしないと制作時間、料金の問題がクリアできないからです。平面イラストとちがい、キャラクターが増えたら時間もコストも倍以上になることもありますので。
●アイディアはどこからやってきますか?
イメージ作業に関しては、自分の観たもの、感じたものを思い出しながら自分なりの味付けをしたものをデザインしていく感じです。それとは別に素材からくるアイディアもあります。色・形・加工法を考えているうちに、こういう使い道もあるな、と気付くのです。たとえば、料理するときに「カレーを作ろう」と材料を探すときと「冷蔵庫のあまりもので何か作ろう」と材料が揃っているときのちがいに似ていますね。
●“マキノ・ワールド”を一言でご説明いただくと?
造形表現としては、フィギュア系とオブジェ系の二種類の分け方をしています。ことばで説明するよりも、実際のちがいはサイトを見ていただいた方がわかりやすいと思います。
「ワールド」といえる程、私の中で固まったイメージはまだまだ遠いです。(笑) 例えばパソコンでいうと、やっとシステムらしきものが出来てきて、これからいろんな機能拡張をつけたら、何ができるのだろう? という段階です。ひたすらこだわりを持ち、生活者に支持されうる造型表現をしていきたい。当サイト絵本企画内の「風神・雷神・変神」は私の世界観のひとつといえます。
●お仕事における難しさはどの辺にありますか?
最初のラフ段階で予期できなかった問題が発生した場合の対処ですね。立体作業時に関しては独力で判断しておりますが、撮影時の場合はカメラマン、編集者、デザイナーと相談の上、判断することもあります。具体的に、どの段階で、どれだけの変更がきき、最終的にどんな調整ができるのかを頭に叩き込み、ラフ図面よりさらに良いモノを造ることです。
どこまで現実に表現できうるアイディアをだせるかは、経験によるものが全てですから・・・「失敗は成功のもと」みたいな生き方が好きです。
●これからチャレンジしたい事夢に描いているビジョンなど
HPを作ってから、今まであきらめていた事が沸々と湧いてくるのを感じます。現在進行中のオリジナルグッズ販売は力をいれたいと思っています。(まだ、サイトづくりに手間取っておりますが・・・)自分の造りたいものを造って、売って、生計が立つものなら、商品開発していたころの自分に戻って、夢を追ってみたいですね。
もうひとつは・・写真絵本とか、立体のHow To を含んだような作品集とかを作り、ネット販売とか有料ページができればいいなぁ。少しずつでも作家性が認知されるような作業をすすめたいと思っています。
●自己PR、読者の方へメッセージをお願いします!
毎日、目にするものや捨てているものだって材料にすれば、かけがえのないオブジェ作品になったりもします。オリジナルの発想の原点が、あなたの気づかない所に眠っているかもしれません。コーヒーの空きびんから、上のハニワキャラは生まれたのです。その他作品のパーツにも、よく見かけるガラクタも使われています。ちょっと目先を変えてみると、ケチャップやたまご豆腐の容物だって変わります。固定観念をゆるめて自由に想像してみませんか。
最初は思いつきだっていいのです。自分のイメージを広げていけば、その中にオリジナルのもとが埋もれている・・いや、こころの中にこそイメージは眠る。

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