雇われない生き方を目指す人の必修科目! クリエイターのための自営学
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第2部 実 践 編

第1章 自分を売り込む営業活動



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1. 自分を売り込む

準備編の第2章で、自分の強みを商品化し、値段をつけることをお話した。本章では、それを、効果的に売り込む方法を考えてみよう。

 1-1 営業ツールを作ろう!
≫1-2 プレゼンテーション力を磨く

 

1-1 営業ツールを作ろう!

営業活動に必要なツールは、「名刺」「職務経歴書」「業務案内」など。
誰にでも分かりやすく、仕事内容が具体的に説明されている「業務案内」を作成しておけば、立派な営業マンの役目も果たしてくれる。
営業ツールは、自分のスキル(=商品価値)を情報発信する広告媒体というわけだ。

●営業用の名刺
営業用の名刺に不可欠な要素は、職種や業務内容が一目瞭然で分かること。デザインセンスが感じられることも大切だが、“何をする人?”か、伝えなくてはいけない。
一番多く配るのは名刺。だから、ミニチラシと割り切ってもいい。情報スペースだって、名刺の裏面だけに限らない。二つ折り、三つ折り、ジャバラとスペースを増やしていけば、名刺サイズでも立派なパンフレットが出来上がる。
●職務経歴書
クリエイターは実績の世界。これまでやった仕事内容を項目別に整理して、時系列に並べ、制作物があれば写真に取り、仕事内容をできるだけビジュアル的に見せられる素材を用意しておこう。
「職務経歴書」は、A4サイズにまとめた履歴書形式のものと、業務案内に添付できるような作品のイメージを中心としたものと2パターンあるとよい。もし実務経験が少ない方は、自主制作した作品などを載せるといい。企画中やトライしたいテーマなどがあったら、付記しておくと、誰かの目にとまるかも知れない。作品集のようにオリジナルなものをファイリングしたものだと、資料として置いて来られないので、編集ソフトなどで制作するといいだろう。
●業務案内&料金表
レストランのメニューを、思い浮かべていただきたい。貴方はレストランのオーナーシェフ、お客様に出す料理のメニューを作る。お客様は、料理の内容と値段を見て、貴方にオーダーする。
お客様がオーダーしやすいように、料理(=仕事)の内容を分かりやすく表現することが大切だ。仕事のメニューの場合、レストランのショーウインドに並ぶサンプルや写真のようにそのものズバリは見せられないので、いかに美味しさを期待させるかが工夫のしどころ。
料金表だが、メニューにはつきもの。(値段のないメニューはコワいもんだ。)“料金なんて、ケース バイ ケースだから決められないよぉ”と言わずに、基本料金、あるいは、サンプル料金(例表示)を設定しておき、受注時には仕事内容に応じて見積書を作成します、とただし書きを付けておけばいい。
●営業用のホームページ
上記のツールの素材をデジタルで作成していけば、ホームページを作るのはとっても簡単だ。今は、便利なホームページ制作ソフトがあるので、ほとんど素材をカット&ペーストしていくと出来上がってしまう。
“無料見積り致します!”というページを付けておけば、立派な営業窓口が誕生する。
★アクセスアップ! ホームページを作ったら、検索エンジンに登録をして1人でも多くの人に見てもらおう。登録支援サイトをご参考に。(役立つサイトのリンク集

 
1-2 プレゼンテーション力を磨く

プレゼンテーション力とは、限られた時間内で、相手を説得する能力のこと。効果的な自己紹介はプレゼンの第一歩だ。

クリエイターの営業は、自己紹介から始まる。短い時間の中でも、自分をしっかりアピールし、印象づけ、この人と仕事をしてみたいなと思わせなくてはならない。そのためには、次のような点を日頃から心掛けておこう。

相手の目を見て話す。
リラックスしてにこやかに話す。
ビジュアル・ツールを使って分かりやすく話す。
自分をアピールするポイントを“ネタ”としていくつか用意しておく。
ウケを狙った笑い話もOKだが、仕事に関連した内容の方がベターだろう。
最近のニュース、興味ある話題、体験談などを話に織りまぜ、会話がはずむ話題を見つける。


本来のプレゼンテーション力(説得力)が問われるのは、自分の企画を提案する時だ。企画内容が充実していることは大前提だが、よい内容も説明一つで、分かりやすくも分かりにくくもなる。ではそのポイントは。

企画内容を説明するツール(資料、企画書)は、ビジュアル化し、簡潔にまとめる。
結論を先に述べ、その後に補足説明をするように進める。前置きの話を長くしない。
★つかみはOK? ここで話に引き込めるかどうかが勝負どころ。
話の展開は、事前に組み立てをしておく。
誰が決済者かを見極めて、その人に焦点をあてて話す。
うまく話す必要はないが、自信を持った態度で話す。
実は、話の内容より見た目や態度の方が、はるかに相手へ大きな影響を与えている。
速効で自信を持った態度を作るには、背筋をピンと伸ばして、胸をはって肩の力を抜く。
そして、真直ぐに相手の目を見て話す。
これでバッチリ!
質問事項を想定して、その答を用意しておく。
相手の反応を見て、押して引くようなら、さっさと切り上げて帰る。
仕事とお金は、追うと逃げる。恋の駆け引きと似ているかなぁ〜 ?(*^-^*)
時には“情熱”という魔法も使ってみる。 等々

自分の個性を生かしつつ、楽しみながら自己プロデュース(自分を演出)してみよう。

 

■ちょっと余談:速攻で信用を獲得する方法

信用を獲得するには、それなりの時間がかかるものだ。最短でゲットしようとする時、私は次のような方法をとっている。

・チャンスをもらったら、全力で取組み速攻でフィードバックする。 
早い者勝ち! “早い”ことのポイントは高い。
・初仕事は、発注者の要求度に対し200%までサービス。(通常は120%)
200%は相手が“いい人と出合った”と感動させる満足度を意味している。
常に120%を心掛けるのは、20%を営業力とするため。

・納期より早く仕上げる。
・ミスは絶対にしない。(それだけに厳密にチェックを繰り返す。)

すべて当たり前のこと、と言ったらそうだが、ポイントはスピード、プラス熱意だろうか。

 

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